月の歌

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夜の毒蜘蛛


あなたに 足跡はない

痕跡を決して残さず



うつむきながら 独り 足を早める


月灯りが スポットライトさ




消えたり また現れたり

忍び足で  この汚れた街を闊歩する



その不思議な 銀色の瞳が 時代をないまぜにする


牡丹色のかんざしが シャラリと揺れる



きらりと 真実の光が 瞳から零れおちる




―そう 私は 誰でもない  女―

この世界を 見つめる もう 一人の存在―




ギャンブルよ 世の中

探して 迷って  


闇の中をうごめく 虫のよう




逃げるな 逃げるな   己から

惨めで ださい  己を受け入れろ



僅かなビルの隙間 忍びこめよ



弱い糸 はりめぐらせよ

命の網を




蜘蛛になれ



夜の毒蜘蛛になれよ




土の下

眠るのは死者だけじゃない



生者の息吹も 沁み込んでる



愛おしさ 叶わない想いも

恨みや 妬みも


静かに呼吸する 全ての気持ちも




ある夜に
白い薔薇を咲かせる





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